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【ボディメイク】ケトジェニックダイエットのための脂肪酸講座(脂肪に関する用語)

本記事について

ケトジェニックダイエットを行う上で必要となるカロリー計算の方法や、食事内容についてはこれまでの記事で紹介してきました。

ここまでの情報でケトジェニックダイエットを実践できますが、そもそも3大栄養素の脂質がどのような役割で、どのように吸収されるかなどの情報が良くわからないと思っている方もいると思います。

今回の記事では、脂質に対する理解を深めてケトジェニックダイエットを実践したいと思っている方向けの記事となります。

脂肪に関する用語解説

皆さんもボディメイクのために脂肪を減らすための方法を調べてみたり、ダイエット商品を探したりしていると思います。

昨今では様々なダイエット本やWEBサイト、ダイエット商品が出回っています。その様々なダイエットに関する情報の中で、脂質、脂肪、中性脂肪、脂肪酸、体脂肪、コレステロールなど様々な用語を見かけているのではないでしょうか。

皆さんは上記の用語の違いを理解できていますでしょうか。この章では、そもそも上記に挙げた用語が具体的に何なのかについて整理して紹介いたします。

脂質

脂質とは脂肪(中性脂肪)やコレステロールとその他成分の結合体を総称した用語です。

一例になりますが、リン酸と脂肪が結合して出来た脂質を「リン脂質」、タンパク質とコレステロールが結合して出来たものをリポタンパクと呼びます。脂質と脂肪は混同されがちですが、厳密にはこのような違いがあります。

脂肪(中性脂肪)

脂肪とは脂肪酸とグリセロール(グリセリン)が結合した中性の物質です。

脂肪酸には長鎖脂肪酸や中鎖脂肪酸などの様々な形態が存在する酸性の物質です。

グリセロールはアルコールの一種でアルカリ性の物質となります。脂肪は「グリセロール1分子+脂肪酸3分子」により構成されており、酸性とアルカリ性が結合して、脂肪は中性となります。そのため、中性脂肪とも呼ばれます。

脂肪酸

脂肪酸とはグリセロールと結合して脂肪を構成する酸性の物質です。脂肪酸は分子構造により飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に分類されます。

飽和脂肪酸は分子構造で炭素鎖に2重結合あるいは3重結合を有しない物質のことで、乳製品や肉などの動物性脂肪やココナッツ油などに含まれます。

不飽和脂肪酸は炭素鎖に多重結合を持つ脂肪酸で、植物性油や魚に多く含まれます。体に良いて言われている、エイコサペンタエン酸(EPA)やドコサヘキサエン酸(DHA)なども不飽和脂肪酸の一種です。

体脂肪

体に蓄積された脂肪の総称で、私たちがダイエットで無くしたい物体です。体脂肪には内臓脂肪と皮下脂肪があります。

体脂肪は主に水分と脂肪(中性脂肪)で構成されており、2割が水分で残り8割が脂肪です。

ダイエットで1kg減らすのに7,200kcal消費する必要があると言われているのは、体脂肪1kgの内、800gが脂肪であり、脂肪のは1kgあたり9kcalであるため「800(g) * 9(kcal)= 7,200kcal」だからです。

コレステロール

コレステロールは脂質の一つです。コレステロールはリポタンパク質とも呼ばれ、食事で摂取するか、肝臓で生成されることにより体内に取り込まれます。

健康診断の結果で「LDLコレステロール」や「HDLコレステロール」という用語を見たことがあるのではないでしょうか。

LDLとは Low Density Lipoprotein(低比重リポタンパク質)です。HDLは High Density Lipoprotein(高比重リポタンパク質)の略です。コレステロールは細胞膜や各種ホルモンの材料になる物質です。

但し、コレステロールは体内で増えすぎると、動脈硬化により心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす可能性があります。そのため、LDLコレステロールは体全体にコレステロールを運ぶ役割があり、悪玉コレステロールと呼ばれています。

HDLコレステトール体内の不要なコレステロールを回収する役割があるため、善玉コレステロールと呼ばれています。

まとめ

今回は体脂肪など脂肪に関する調べごとをすると良く出会う用語をまとめて整理してみました。

皆さんもダイエット方法を調べる際に上記の用語に出会う可能性がありますので、是非覚えておいてください。次回は脂肪の代謝について説明しようと思います。