ライウェイベイベー

筋トレ・ボディメイクやお金の話など、暮らしに役立つ情報を発信するブログ

【ボディメイク】第4回「ベストボディジャパンへの道」進捗報告

今週の取り組み

2021年度ベストボディジャパンへの参加に向けて、先週は以下の取り組みを行いました。

トレーニング

引続き全身トレーニングによる神経系の発達を狙っていきました。狙った部位に効かせることができるようになってきました。

また、当初より関節の可動域も大きくなってきたような気がします。尚、今週は3回ほどジムに通うことができました。トレーニング時間は1回あたり約2時間です。

ダイエットの状況

ダイエット開始当初は、中途半端な炭水化物制限により筋肉量がガクンと落ちてしまう結果となりました。

2週間前よりケトジェニックダイエットを始めましたが、今週からしかりとトレーニングも行えており、筋肉量を維持しながら(寧ろ増やしながら)、脂肪を減らすことが出来ました。

結果は後ほど紹介します。今週のダイエットは大成功です!

食事改善

先週は初日からMCTオイルを大量に摂取してしまい、お腹の調子を悪くしてしまう事態に陥りました。しかし、今週はお腹を壊すことなく、MCTオイルを摂取していきました。

また、フィッシュオイルの摂取や、サバの塩焼きを昼/晩ご飯で摂取しながらケトーシスの状態を保つことが出来ました。

Twitterやってます(良ければフォローしてください。)

ブログ運営ようにiPod touchを買いました!これでプライベートとブログ活動を分けることが出来ましたので、これからはいっぱいツイートしていきます!

現在の状況

現在の状況と一ヶ月間の変化は以下の通りです。

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測定日時点では1週間前と比べると、体重、体脂肪が減り、筋肉量は何と増えています。初心者の内は筋肉量を維持するのが容易ではあるのですが、維持するだけではなく増やすことが出来たのがかなり嬉しいです。

ケトジェニックダイエット中は筋肉量を増やすことができるといった話があるようで、その通り実践してみたのが良かったのかも知れません!また今度、その方法について紹介していきます!

fitbitの消費カロリーは以下の通りでした。1日あたりの消費カロリーはあまり変わらず、「2,859kcal」でした。そのため、今週1週間の摂取カロリーも前回とは変えずに「2,200kcal」とします。

今後の方針

狙った部位に効かせることが出来る様になってきましたので、今週からは全身トレーニングを止めて部位別トレーニングに変更し、各部位の種目数も増やしていきます。

まずは「胸、方、腕」と「下半身、背中」の2分割でやっていきます。重量と回数については各部位10レップ、3セットで綺麗なフォームを意識しながら行なっていこうと思います。

また、現時点で脂肪を減らしながら、筋肉量を増やすことが出来ているので引続きこのダイエット方法をおこなっていきます。筋肉量が増えにくくなったら、炭水化物制限を解除してバルクアップしていきます。

ベストボディジャパンのスケジュールに合わせて大日程を見直したいのですが、どの大会に選出するかをかなり迷っています。東京、横浜、名古屋、岡山に縁があるので、この中から2つくらい参加する予定です。

【ブログ】第1回ブログ運営報告(毎日投稿1ヶ月目)

本記事の紹介

皆さんこんにちは。「ライウェイベイベー」ブログ管理人の左近寺です。2020年1月からブログを開始して、あっという間に1ヶ月が経過しました。

今回の記事はタイトルの通り、この1ヶ月のブログ運営状況についてをまとめて、皆さんと共有しようと思います。これからブログを始めようとしている人の参考になれば嬉しいです。

ブログの概要

「ライウェイベイベー」では主に2021年度のベストボディジャパン参戦に向けての取組や筋トレ/ダイエットに役立つ情報を配信しています。

また、私がシステムエンジニアということもあり、IT業界に関するニュースについても配信しています。

上記の他にも、元々ブログ運営やお金の話しについても役立つ情報を発信していきたいと考えており、今回の記事がブログ運営に関する記事の第1回目となります。

ブログ運営報告

それでは「ライウェイベイベー」の運営状況について報告します。仕事はシステムエンジニアですが、ブログに関しては超初心者ですので自慢できる様な結果ではありませんのでご承知おきください。

  • ブログ公開日
    • 2020年1月1日
  • 記事数
    • 31記事(2020年1月31日時点)
  • アクセス数
    • 321アクセス(読者数:16人、スター数:213、総ブックマーク数:4、コメント数:0)
    • アクセス元サイト(はてなブログ:34%、はてなブロググループ:32%、Twitter:11%)
  • 収益
    • 0円(現時点では広告を貼っていません)

ブログ運営状況の評価

記事数についてはなんとか毎日更新を続けることが出来ました。文字数は1記事あたり1,500文字以上を心がけています。

アクセス数については、最初の1ヶ月ですのでこんなものかと感じています。ちなみに、googleからのアクセス数は数%しかなく、はてなブログの読者様からのアクセスが殆どです。はてなブロググループ、読者の皆さんありがとうございます!

※ちなみに、「一月目からアクセス数が3,000件達成」の様な記事を見かけますが、おそらく Web業界のプロの方たちだと思います。この様な方たちの記事は、googleで検索上位に表示される記事が多く、SEO対策がしっかりされている印象です。また、Twitter、Instagram、Facebookなどの各種SNSサービスをかなり上手に利用しているようで、その集客効果もすごいようです。

収益については、広告を貼っていませんので当たり前の結果です。そもそも、Google Adsensの審査が何故か通りません。調査してみたところ、はてなブログさんに不具合があるという記事がありました。はてなブログさん対策お願いします。

今後の方針

本ブログは私がベストボディジャパンに参戦するまで継続する予定です。本業の方も現在落ち着いていますので、毎日更新を継続して利用していこうと思います。

また、ブログ運営用にipod touchを最近購入しました。これからはSNSにも力を入れていきたいと思います!まずはTwitterに注力していきます。

ブログを続けるからには多くの人に見ていただきたいので、SNSだけでなく、SEOやWEBマーケティングにつても勉強していこうと思います。それでは、2020年2月もよろしくお願いします!

【IT関連】1/27週の情報系ニュース

今週のニュースあれこれ

オリンピック開催となる今年は、例年以上にサイバーセキュリティ対策を十分に実施することが求められると考えられます。毎回開催国は多くのサイバー攻撃の標的となっていますし。

とはいえ、多くのセキュリティ事件が既に多々発生してしまっております。早くも雲行きが怪しい年になりそうです。

情報セキュリティ10大脅威2020、発表

IPAが毎年公開している情報セキュリティ10大脅威。その最新版が公開されました。

www.itmedia.co.jp

注目は、個人ランキングで初登場1位となった「スマホ決済の不正利用」でしょうか。セブンペイ事件も記憶に新しいですが、やはり近年で急速に発達してきた技術を悪用するような動きは多く観測されるようです。

組織面は、相変わらず標的型攻撃が昨年に引き続き1位。昨年から流行しているEmotetもまだまだ活発のようですので、技術的対策に加え組織的な教育等も充足される必要がありそうです。

Avastアンチウイルスの情報収集問題

Avastが提供しているアンチウイルスソフトが、利用者の情報を匿名化し販売していた問題。Avastはフリー版もありますから、個人で導入している方も多そうです。

ウェブアクセス履歴などを収集し販売していたとのことで、記事によると匿名化はされているものの個人を特定可能な範囲だとか。

www.itmedia.co.jp

エンドポイントのセキュリティソフトは常駐型が基本ですから、確かにこのような情報を収集することも不可能ではないでしょう。しかし、信頼が重要なこの業界でこれは非常にマズいのでは。

ソフトバンクの内部不正事案

ソフトバンク元社員が、会社情報を不正に持ち出し外国人に販売した件。

www.itmedia.co.jp

いくら内部不正防止の為に様々なアクセス制限や物理的対策を実施しても、抜け穴をゼロにすることは非常に難しいのかと思います。

いわゆる「ゼロトラスト」のお話に近しいのかもしれませんが、性善説が通用しない現代において内部不正は対策困難な重要課題。先の10大脅威でも2位に挙げられています。

……それにしても、容疑者は48歳とのこと。非常にリスクが高いことは承知のうえでの犯行かと思われますが、人心掌握が巧みだったのか、それとも金の力だったのか。

【ボディメイク】ケトジェニックダイエットのための脂肪酸講座(ケトンメーター編)

本記事について

本記事を読んでくれている方は、ケトジェニックダイエットに興味がある方だったり、現在ケトジェニックダイエットを実践中の方たちではないでしょうか。

ケトジェニックダイエットでは脂質を積極的に摂取し、体内でケトン体の生成を活発にさせて、ケトン体をエネルギーとして利用できる状態にする必要があります。

このケトン体をエネルギーとして利用できる状態をケトーシスと呼び、ケトジェニックダイエット中はケトーシスの状態を保つ必要があります。

しかし、ケトーシスの状態を保てと言われても、この状態の自覚症状はありません。もしかすると、思った以上の糖質を摂取してしまっていたり、糖新生の作用によりケトーシスの状態になっていない可能性もあります。

その様な場合、そのままダイエットを進めてしまうと、筋肉量が減少したり、思うように脂肪が燃焼されないなどの可能性があります。

これを防ぐために、ケトジェニックダイエットを実践する人は、ケトンメータを準備することがおすすめです。

ケトンメーターの説明

ケトンメーターとは、体がケトーシスな状態かを調べることができるツールです。

ケトンメータにはリトマス紙の様な紙状のものと、機械式のものがあります。紙状のものだと、唾液を塗布して少し時間を置いておくと、紙の色が変化し、その色に応じてケトーシスの状態を判定することが出来ます。機械式のものは、呼気を吹きかけることにより、ケトーシスの状態を判定することが可能です。

どちらを購入しても良いと思いますが、私はパッと目についた機械式のケトンメータを購入しました。

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ケトンメータの使い方

私が購入した機械式ケトンメーターの使い方になりますが、簡単に紹介させていただきます。

※機器によって利用の仕方は違うと思いますので、しっかりと説明書を確認しましょう。私のケトンメータは英語の説明書しかついていなかったので、購入時は注意してください。

  1. ケトンメータに電池を入れる。
  2. ケトンメーターにマウスピースを装着する。
  3. 電源をオンする。
  4. 三色のランプ点灯後に、20秒のウォーミングアップが始まる。
  5. blo(Blowだと思う)のマークが表示されたら息を10秒吹き込む。(カウントしてくれます。)
  6. その後、ケトーシスの状態が数値で表示される。

本機器の説明書によると、表示された数値は以下の状態を示します。

  • 値:0の場合
    • この値が表示された方は、未だケトーシスになっていない。
  • 値:0.1〜0.5の場合
    • 軽いケトーシス状態。
  • 値:0.5〜3.0の場合
    • 最適なケトーシス状態
  • 値:3.0以上の場合
    • 飢餓時のケトーシス状態。
  • 値:5.0以上の場合
    • ケトン体が多すぎる状態。メディカルチェックが必要。
  • 値:7.0以上の場合
    • ケトアシドーシス状態。(血液が酸化してしまっている。大変危険な状態。病院に行きましょう。)

ちなみに、私は3.7で飢餓時のケトーシス状態でした。少し値が高い様な気がしますが、0〜4以下の値であれば生理現象で起こり得る状態だと思いますので、あまり気にしなくて良いと思います。

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値が5以上となってしまった場合は一度病院に行くべきだと思います。

まとめ

ケトジェニックダイエット中はケトーシスの状態を保つ必要があります。しかし、ケトーシスの状態には自覚症状があるわけではありません。

ケトンメーターがあれば、自身がケトーシスの状態になっているか、確認できるためダイエットを成功させたいと強く思う方は、購入を検討してみてください。

【ボディメイク】ケトジェニックダイエットのための脂肪酸講座(体に良い脂肪酸編)

本記事について

脂質は脂肪とその他の成分が結合してできたものの総称であり、脂肪は脂肪酸とグリセロールで構成されています。

脂肪を構成する脂肪酸には様々な種類があり、この脂肪酸によって脂肪および脂質は異なる特性を持ちます。

脂質はこの特性によって良い脂質または悪い脂質に分類されます。悪い脂質を大量に摂取してしまうと、動脈硬化などの健康を害する症状が出る可能性があります。

ケトジェニックダイエットでは、1日の総摂取カロリーのうち60%を脂質で摂取することが推奨されていますので、摂取する脂質にも拘って健康的にダイエットを実践しましょう。

脂肪酸の名称

脂肪酸は化学的な話をするとメチル基とカルボキシル基、そして炭化水素から構成されています。そして脂肪酸の名称は単価水素の数に応じて以下の通りとなります。

長鎖脂肪酸

高級脂肪酸とも呼ばれ、炭化水素が12以上の脂肪酸。

中鎖脂肪酸

炭化水素が5〜12以上の脂肪酸。中鎖脂肪酸は長鎖脂肪酸と比べてエネルギーへの変換効率が高く、素早くケトン体を作成する効果があります。

中鎖脂肪酸を摂取するにはMCTオイルを摂取することがおすすめです。MCTとはMedium Chain Triglyceride の略称で、日本語に訳すと通り中鎖脂肪酸オイルです。

ココナッツオイルと混同されがちですが、ココナッツオイルから中鎖脂肪酸だけを抽出したものです。

短鎖脂肪酸

低級脂肪酸とも呼ばれ、炭化水素が4以下の脂肪酸。基本的には体内(大腸)で生成されます。

具体的には、酢酸、乳酸、コハク酸などが挙げれれます。短鎖脂肪酸は有害物質から体を守ってくれる機能や肥満の予防、発癌予防などの効果があるとされています。

短鎖脂肪酸を摂取するには、ビフィズス菌などの腸内細菌を増やすように心がけましょう。

また、脂肪酸は炭素の結合の仕方によっても大きく以下の2つに分類されます。

飽和脂肪酸

炭素が2重結合していない脂肪酸。常温で個体のものが多く、ラードなどの動物性油が多い。

不飽和脂肪酸

炭素が2重結合以上している脂肪酸。この内、2重結合している脂肪酸が一つの場合は一価不飽和脂肪酸と呼ばれ、2重結合が二つ以上存在している場合は、多価不飽和脂肪酸と呼ばれます。

脂肪酸は分子構造的に、両端がメチル基とカルボキシル基で構成されたものですが、その間に存在する炭化水素の数や結合状態によって全て異なります。

また、不飽和脂肪酸においては、2重結合している脂肪酸の位置によって、ω-3脂肪酸やω-6脂肪酸と呼ばれます。この他にも、脂肪酸は非常に多くの種類が存在しています。

必須脂肪酸

ここまでで、脂肪酸の種類に関する話をさせていただきましたが、脂肪酸の種類は多く、結局どの脂肪酸を狙って取得すれば良いか迷ってしまうと思います。

実は、アミノ酸と同じように、脂肪酸も体の代謝に必要であるが、体内で生成することが出来ない脂肪酸があります。これらは必須脂肪酸と呼ばれるもので、食事から摂取する必要があるものです。

ケトジェニックダイエット中は、この必須脂肪酸を積極的に取るようにすると健康的です。

  • ω-6脂肪酸
    • リノール酸:食用油またはそれ以外の食品に多く含まれている油。摂取しすぎるとアトピーや花粉症などの症状が悪化する恐れがあるため、摂取過多とならないように注意が必要。
    • γ-リノレン酸:心血管疾患の予防と改善効果があると言われている脂肪酸。クルミに多く含まれる。
    • アラキドン酸:免疫機能を調整、コレステロール値の低下などの効果があると言われている脂肪酸。肉や魚、卵やレバーなどに多く含まれている。
  • ω-3脂肪酸
    • α-リノレン酸:血中中性脂肪を下げ、血栓防止、高血圧予防の効果があると言われている脂肪酸。エゴマ油やアマニ油に多く含まれます。
    • エイコサペンタエン酸(EPA):血液中のコレステロールや中性脂肪を減少させ、血液循環を良くする効果があると言われています。青魚に多く含まれており、中でもサバの保有量が多い。
    • ドコサヘキサエン酸(DHC):脳の構成成分として重要であると言われている脂肪酸。エイコサペンタエン酸と同様に青魚に多く含まれている。

まとめ

ケトジェニックダイエットでは、摂取カロリーの60%を脂肪酸で摂取することが推奨されています。

脂肪酸には体の代謝で必要だが、人体では生成出来ない必須脂肪酸と言われるものが存在しますので、必須脂肪酸を摂取していくような食事を心がけましょう。

但し、リノール酸は様々な食品に含まれており、摂取過多となると体に害を及ぼしますので注意が必要です。

【ボディメイク】ケトジェニックダイエットのための脂肪酸講座(ケトジェニックダイエットのメカニズム)

本記事について

前回の記事では脂質がどのようにエネルギー化されて、最終的に燃焼されるのかについて紹介しました。

人のエネルギーとなる物質はアデノシン3リン酸(ATP)です。簡単に脂肪燃焼の流れを説明すると、脂質は脂肪酸に分解された後にアセチルCoAとなり、その後アデノシン3リン酸(ATP)へ変換されてエネルギーとして燃焼されます。

しかし、これはバランス良く栄養素を摂取している場合の話となります。ケトジェニックダイエット中は糖質制限により、体内の糖質が枯渇している状態となっています。そのため、実は通常の方法とは異なる方法でアデノシン3リン酸(ATP)が生成されるようになります。

本記事では、ケトジェニックダイエット中において、どのようにアデノシン3リン酸(ATP)が生成されるのかについて説明します。

ケトジェニックダイエットでのエネルギー源

ケトジェニックダイエット時においても、人の体を動かすエネルギー源はアデノシン3リン酸(ATP)です。

アデノシン3リン酸(ATP)を生成するにはオキザロ酢酸とアセチルCoAが必要となります。アセチル CoAは糖質または前回説明した通り脂質からも作り出すことが可能です。

オキザロ酢酸はタンパク質から作成されますが、糖質制限中はこのオキザロ酢酸は糖新生という糖質を作り出す作用で利用されてしまいます。

しかし、しっかりと脂質を摂取していると、脂質からオキザロ酢酸を作り出すことが可能です。

脂質をしっかりと摂取すると、体内にアセチルCoAが大量に存在する状態となります。

この状態になると、肝臓で余剰となっているアセチルCoAからケトン体という物質を生成されます。このケトン体というのが、ケトジェニックダイエットの由来となっている物質です。

ケトン体はスクシニルCoAトランスファーゼという酵素の働きにより、コハク酸という物質を生み出します。その後、コハク酸はリンゴ酸を経てオキザロ酢酸に変化し、アデノシン3リン酸(ATP)が生成されます。

ケトジェニックダイエットを行う上で、積極的に脂質をとることが推奨されるのはこの作用があるためです。ケトジェニックダイエット中は総摂取カロリーの6割を脂質で取るように心がけましょう。

糖質を摂取すると脂肪が合成されやすくなる理由

ケトジェニックダイエットのメカニズムからは話がそれますが、糖質を摂取すると何故脂肪が合成され易くなるのかについても皆さんと共有したいと思います。

前回の記事で、リポタンパクリパリーゼ(LPL)という酵素を紹介しましたが、憶えていますでしょうか。

リポタンパクリパリーゼ(LPL)は中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解する酵素です。分解された脂肪酸は遊離脂肪酸となり、脂肪細胞に取り込まれアシルCoAと呼ばれる物質になります。

また、この作用とは別ですが、糖質を摂取していると糖からエネルギーを作り出す解糖系という作用によりグリセロール3リン酸という物質も生成されます。このアシルCoAとグリセロール3リン酸が結びつくと体脂肪が生成されます。

糖質は体内で余っていると、肝臓によりコレステロールに変換されてしまいます。このようなコレステロールも体内を巡りリポタンパクリパリーゼ(LPL)によって脂肪酸とグリセロールに分解され、ゆくゆくは体脂肪となります。

更に、血糖値が上昇するとインスリンが分泌されますが、インスリンはリポタンパクリパリーゼ(LPL)の働きを活発にしますので、より脂肪が蓄えられやすい状態となります。

インスリンは筋肉の分解を抑制してくれる効果もあるのですが、ダイエットの場合は敵です。ボディメイクを行う上では、インスリンと仲良くなることが肝心ですので、皆さんもしっかりと勉強して、インスリンについて詳しくなりましょう。

まとめ

人やほとんどの動物はアデノシン3リン酸(ATP)と呼ばれる物質をエネルギー源として活用しています。このATPを生成するためには、オキザロ酢酸とアセチルCoAが必要となります。

ケトジェニックダイエット中は、このオキザロ酢酸が糖新生で消費されてしまうため、ケトン体からオキザロ酢酸を生成し利用します。ケトン体の材料はアセチルCoAですので、しっかりと脂質を摂取して、アセチルCoAが体内で大量にある状態となるように、食事の摂取を心がけましょう。

【ボディメイク】ケトジェニックダイエットのための脂肪酸講座(脂肪の役割と燃焼のメカニズム)

本記事について

前回に引き続き、脂質に対する理解を深めてケトジェニックダイエットを実践したいと思っている方向けの記事となります。

今回の記事では脂肪の役割と脂肪の燃焼について紹介いたします。

炭水化物やタンパク質に関する情報は沢山出回っているのですが、脂肪に関する情報は調べても中々わからないですよね。脂質についてしっかりした知識を得たい方は、是非本記事を読んでください。

脂質の役割

脂質とは中性脂質、リン脂質、コレステロール等を含む物質の総称で、1gあたり9kcalのエネルギー源であります。

糖質やタンパク質と比べて、1gあたりに含まれるカロリーが大きく、非常に貯蔵適したエネルギー源です。但し、脂質がエネルギー源として利用されるのは、主に体内の糖質が枯渇した時となります。

また、脂質はエネルギーとしてだけではなく、体を構成する重要な物質の生成などにも使われています。以下にエネルギー源以外の役割をまとめます。

体を構成する物質の材料になる

脂質は体内の細胞の表面にある細胞膜と呼ばれる物質の材料になります。細胞膜とは、細胞内に不要な物質が入り込まないように防ぐ役割がある物質です。また、胆汁酸などの生成にも活用されます。

各種ホルモンの生成を行う

副腎皮質ホルモン、男性ホルモン、女性ホルモンなどの各種ホルモンの材料にはコレステロールが利用されます。

油溶性ビタミンの吸収をサポートする

胆汁酸により脂肪を分解する酵素であるリパーゼと協力して水溶性ビタミンの吸収をサポートする。

脂肪の合成メカニズム

脂肪は他の栄養素と異なり、水に溶けにく性質があります。そのため、他の栄養素と比べると少し複雑な順序で分解/吸収されます。

脂質は膵臓から分泌されるリパーゼと言う酵素により「脂肪酸」と「グリセロール」に分解されます。

両者は小腸で吸収され、再び脂質に合成され、更にタンパク質と結合することにより、「カイロミクロン(キロミクロン)」と呼ばれる水になじむ形に変えられます。

このカイロミクロンと言う物質になってやっと毛細血管から肝細胞や筋細胞、脂肪細胞などに運ばれます。

その後、どのように脂肪が合成されるのかというと、毛細血管の壁にはリポタンパクリパーゼ(LPL)という酵素があり、これがカイロミクロンに働きかけると、脂質が脂肪酸とグリセロールにまた分解され、脂肪酸は遊離脂肪酸となり脂肪細胞に取り込まれ、アシルCoAという物質になります。

この時に体内にブドウ糖の代謝で生成されるグリセロール3リン酸と呼ばれる成分があると、アシルCoAと結びつき体脂肪が合成されます。

脂肪の分解メカニズム

続いては脂肪の分解について説明します。脂肪はどのように分解されるのかというと、脂肪細胞の中に存在する、ホルモン感受性リパーゼ(HSL)という酵素が中性脂肪に働きかけて、中性脂肪を脂肪酸とグリセロールに分解して、血液へ放出します。

この血中の脂肪酸をエネルギーとして利用し切れば体脂肪は減少します。ホルモン感受性ヘパリーゼ(HSL)はアドレナリンなどのホルモンにより活性化されます。運動中はアドレナリンが分泌されるため、運動をするとダイエットできるわけです。

脂肪酸のエネルギー化

脂質が脂肪酸とグリセロールに分解された後、どのように脂肪酸がエネルギーに変換されるかについて説明します。脂肪酸は最終的にはミトコンドリアでβ酸化されることでエネルギー化されます。但し、脂肪酸はそのままではミトコンドリアで利用できません。

脂肪酸は毛細血管のリポタンパクリパリーゼ(LPL)によりアシルCoAとなり、カルニチンと呼ばれる物質が結合してアシルカルニチンと呼ばれる物質になって初めて、ミトコンドリアに入り込めます。その後、β酸化されてアセチルCoAと呼ばれる物質が生成されます。

アセチルCoAは体を動かすエネルギーの元となる、アデノシン3リン酸(ATP)と呼ばれる物質を作るための材料となります。脂質のエネルギー化とは、アデノシン3リン酸(ATP)を作り出す過程です。脂質からアデノシン3リン酸を作成し、エネルギーとして消化されることが俗に言う脂肪燃焼です。

まとめ

脂質にはエネルギー源としての役割だけでなく、体を構成する物質の材料、油溶性ビタミンの吸収をサポートする効果があります。また、今回の記事では脂肪の合成、分解、燃焼のメカニズムについても詳しく説明しました。

脂肪の代謝は複雑であるため、かなり難しい内容となってしまいました。いづれ図解してより分かりやすく紹介できるように頑張ります。

【ボディメイク】第3回「ベストボディジャパンへの道」進捗報告

今週の取り組み

2021年度ベストボディジャパンへの参加に向けて、先週は以下の取り組みを行いました。

ジムでトレーニング/自重トレーニング

先週は出張に出ていたため、残念なことに一度しかジムに行けませんでした。出張先のホテルで簡単に自重トレーニングを行なっていましたが、飲み会があったりで思うようなトレーニングが行えない一週間でした。

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ダイエット方法の調査

先週は体重が余り変化していなかったため、色々と調査しました。

緩やかな糖質制限を行なってしまうと、体は糖質をエネルギーに利用し続けてしまうため、糖新生という糖を作り出す作用が活発になるそうです。これにより、筋肉が分解されず、脂肪が燃焼されない状態となっていたと考えます。

もともとは、ケトジェニックダイエットを始めようと考えていたのですが、ケトジェニックダイエットグッツが中々揃わなかったため、中途半端な糖質制限をしてしまったのが問題でした。

食事改善

低GI食品の摂取をやめて糖質を1日20g以下となるような食事に切り替えました。サバや肉など脂質を多く含む食品をメインで、アーモンドなどのナッツ類をおやつに摂取しています。

また、MCTオイルとフィッシュオイルの摂取も始めました。

Twitterやってます(良ければフォローしてください。)

まだ使いこなせてませんが、ブログ更新の報告や日々の出来事についてツイートしています。良ければフォローしてください。

現在の状況

現在の状況と今週1週間の変化は以下の通りです。

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測定日時点では1週間前と比べると、体重、体脂肪、筋肉量が減っています。今週1週間は殆ど出張に出ており、余りトレーニングはしていません。

食事の改善だけですが、体脂肪は少し減っているようです。今週からは、ジムにも通いますので、筋肉量は可能な限り維持しながら体脂肪を減らしていけるように努力します。

出張中はfitbitをつけていなかったため、消費カロリーのデータが取れていないです。充電したまま、自宅に忘れてしまいました…。ただ、これまでと同じトレーニングを行いますので、摂取カロリーの目標は前回と変わらず、「2,200kcal」とします。

今後の方針

今週も引き続き全身トレーニングを行い、神経系の発達を狙っていきます。中重量、フルレンジで綺麗なフォームを意識しながら、狙った部位に負荷をかけられるようになるまで続けます。また、ベストボディジャパンのスケジュールが公開されましたので、それを参考にトレーニングの大日程を見直して行こうと思います。

少し先になるかもしれないですが、日々の食事や調理方法についても皆さんと共有していきたいと思いますので、その方法についても考えようと思います。